2026.08.31
Abhainn Dearg(アビンジャラク)10年 NEW
日頃よりご愛顧頂きありがとうございます、千歳烏山のショットバー・トム&ジェリー、スタッフのMです。
今回のおすすめボトルはアビンジャラク10年。現在のおすすめというか、ちょっと前までおすすめで出してたんだけど、あまり消費されないまま次のおすすめにとって代わられてしまったという、おとなしくて芽が出なかったグラビアアイドルみたいな境遇のコです。その昔にもおすすめで出していたらしく、そっちは丸いボトルで、こっちは四角い。何が違うのかよくわかない。で、「Abhainn Dearg」でアビンジャラグ。読めないですね。現地の人でも読めないのじゃないか。このアビンジャラクは2008年に出来た新しい蒸留所で、スコッチ・ウィスキーというのはだいたいスコットランドの北の方で作ってるんだけど、その北の方のさらに西側にある島嶼部の島の一つに蒸溜所があるので、区分だとアイランズというコトになる。日本の北海道で言うと宗谷岬の左側にある利尻とか礼文島なんだけど、大きさ的には東西を反転させて国後歯舞とか北方領土の方が近いかと思う。土地的にも日本の北方領土と同じく、スコットランド人にしても一体誰が住んでいるのかよくわからない、という場所(だろうと思う)。なにせ地方区分で言うとスコットランドの中の10あるうちのウェスタンアイランズという割り当てがあるんだけど、そこの総人口が3万弱。さらにアビンジャラクがある比較的人口の多いルイス島部分で19,406人。東京都世田谷区、93万1,820人。ウチの店がある南烏山町で人口2万4000人。対して蒸留所が設立された場所のウイグは人口423人。人口423人って、多いのか少ないのかよく分からないけど、友達が二人しかいない(一人はインコでもう一人は二次元)という自分からするとちょうど良いのかも知れない。ここらの地域の人口は少ないけど、昔から人は住んでおり、むしろ人口が減少したのは近代的な産業形態が入ってきて、それまでの生業ではライフスタイルが成り立たなくなったためらしい。つまり、子ども世代はみな都会に出て帰ってこない、ジイさんバアさんしか残ってない、という日本の地方の過疎化と同じ問題のようだ。それでもかつては蒸留所もあったようで、それが途絶えてから200年ぶり、アビンジャラク蒸留所がこの地でのウィスキーを復活させた、という話である。取り残されたジジイとババアどもの夢の結晶と言えるだろうか。
画像のCDはディスコっつうかドンツクドンツク系のコンピ。人口423人の町でこういう音楽BGMにしたらどんな気分だろう。つうかディスコって単語はまだ残っているのでしょうか。
住所
〒157-0062
東京都世田谷区南烏山5-19-7
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アクセス 千歳烏山駅西口より徒歩5分
TEL 03-3326-6558
営業時間 OPEN18:00~MIDNIGHT
お休み 年中無休
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